鳥取大学×ダイキン工業の〈組織〉対〈組織〉の産学連携で新たな価値を協創

社会構造が変化し社会課題が複雑化するなか、個々の研究室と企業の共同研究の枠を超えた、〈組織〉対〈組織〉の新しい産学連携の形が注目されている。2021年4月、ダイキン工業と10年間・総額10億の規模で包括連携協定を締結した鳥取大学。その狙いを副学長の河田康志氏に聞く。

3つの大きなプログラムを柱に
10年間の包括連携協定を締結

河田 康志

河田 康志

1985年大阪大学大学院理学研究科修了。その後、1988年11月京都大学理学部助手、1992年4月鳥取大学工学部助教授、2000年11月教授を経て、2013年4月鳥取大学大学院工学研究科長・工学部長、2019年4月より現職。また同年から鳥取大学研究推進機構長を併任。専門は蛋白質化学。

2021年4月、鳥取大学とダイキン工業(以下「ダイキン」)は包括連携協定を締結。「乾燥地科学研究」「医工農連携によるヘルスケア研究」「乾燥地エキスパート人材の育成」など3つの大きなプログラムを推進する。同プログラムは同年5月1日から開始し、10年間の総額で10億円をめどに投資を設定している。

(※全文:2309文字 画像:あり)

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