ヘルスケア領域の研究を社会実装につなぐデータサイエンティストを育成

日本で唯一、医学部とデータサイエンス学部を擁する横浜市立大学が、DeNAと連携しデータサイエンスとヘルスケア、2つの専門性をもつ人材の育成に乗り出す。高齢化や新興感染症の発生などで課題の多い領域で活躍する人材を育てるための教育の構想を聞いた。

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後藤 温

後藤 温

横浜市立大学大学院データサイエンス研究科
ヘルスデータサイエンス専攻 教授・専攻長
2004年 横浜市立大学医学部医学科 卒業。2006年 国立国際医療センター(現・国立国際医療研究センター)レジデントを経て、公衆衛生学、疫学を学びに、2008年より米国University of California, Los Angeles(UCLA)に留学。2010年 Master of Public Healthプログラム修了、2012年 PhDプログラム修了。2013年 横浜市立大学大学院医学研究科博士課程 修了。その後、国立国際医療研究センター 上級研究員、東京女子医科大学医学部 衛生学公衆衛生学第二講座 助教、国立がん研究センター 社会と健康研究センター 疫学研究部 代謝疫学研究室長を経て、2020年4月より横浜市立大学大学院データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻 教授、2021年7月より同専攻 専攻長を務める。

横浜市立大学とDeNAは、今年8月25日、ヘルスケア分野を主としたデータサイエンスに関する産学連携基本協定締結式を実施した。

横浜市立大学は2020年4月、データサイエンス研究科を開設。医学部とデータサイエンス学部を併せ持つ国内唯一の大学として、日本で初めて医療分野に特化したヘルスデータサイエンス専攻を設置している。

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