京都大学&JX金属 「知の交流」が育てるSDGs・ESG人材

SDGs・ESGの流れのなか、企業は事業を通した課題解決を迫られている。これまでにないアプローチや新たなアイデアを生み出す人材を育成するため、JX金属と京大思修館は、社会人と学生が学び合う「知の交流」を通し、次世代を担う若手の教育・育成を進めている。

サステナビリティがはらむ
複雑な課題に対応する

橋本 道雄

橋本 道雄

京都大学大学院総合生存学館 特定教授
経済産業省において再生可能エネルギー、水素などのエネルギー政策に携わる。2010年国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の設立に携わり初代技術・イノベーション部門長を務める。2012年に帰国し(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構新エネルギー部長などを経て、2015年東京工業大学グローバル水素研究ユニット特任教授、2018年大阪大学共創機構産学連携本部副本部長・教授。2020年より現職。2011年東京工業大学にて博士(工学)の学位取得。

SDGs(持続可能な開発目標)、ESG(環境・社会・ガバナンス)というワードが一般的になり、サステナビリティ(持続可能性)は社会全体で取り組むべき課題として広く認知されるようになった。学校教育などでも『総合的な探究の時間』などを通してSDGsなどに触れる機会が増えたが、複雑に絡み合う課題を理解し、またそれにどのように対処していくかはそのつど解を生み出していくほかなく、柔軟な知性とともに、多様な人々と協働していく能力が求められる。

(※全文:4423文字 画像:あり)

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