産官学の連携によるさまざまな人材育成 6ケース

急速かつ大きな変化が起きている現在、もはや単一の組織で人材を育成していくことには限界が来ている。近年、産官学連携の話題は相次いでおり、異なる世代や立場の人材が交わるからこその教育・育成効果を期待した取り組みは全国で始まっている。(編集部)

研究開発だけでなく
教育・人材育成への期待も

photo by oatawa / Adobe Stock

近年、高等教育機関と企業、また自治体が連携協定を結んだり、共同講座を設けたりする例が相次いでいる。連携の内容はさまざまだが、多くの事例で教育や人材育成への効果をねらった項目が盛り込まれている。

ページ下に紹介する産官学連携の事例の中にも、どちらかの主体から一方的に教えられたり学んだりするのではなく、教育機関・企業・自治体といった異なる所属の人々が学びや体験を共有することでの気づきや成長を期待するものが多い。特に企業や自治体にとっては、次世代を担う存在でありながら日ごろ接する機会の少ない学生とともにプロジェクトを行うことで「斬新な視点」「思いもよらない提案」を期待する傾向が強い。

(※全文:2149文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。