中高一貫の全寮制教育で、次代のリーダー育成を目指す海陽学園

海陽中等教育学校は2006年、トヨタ自動車、JR東海、中部電力をはじめ、約80社の賛同企業からの寄附によって開校した全寮制の男子中高一貫校だ。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を建学の精神に掲げる同校の教育について、中島尚正校長に聞いた。

賛同企業の若手社員が、生徒の寮生活を支える

中島 尚正

中島 尚正

海陽中等教育学校 校長
東京大学名誉教授。東京大学工学部長、放送大学副学長を経て、2005年からは独立行政法人産業技術総合研究所理事を務める。

海陽中等教育学校(以下、海陽学園)の最大の特徴は、6学年全員が「ハウス」と呼ばれる寮で生活をともにすることだ。「イギリスのパブリックスクールやアメリカのボーディングスクールをはじめ、古今東西、優れたリーダー養成教育を行っているのは全寮制の学校です。本校の教育方針である、基礎学力と人間力をバランスよく鍛える『全人教育』を行うにも、寮生活は欠かせません」と中島校長は強調する。家が遠い生徒には寮もある、というのではなく、全寮制であることが…

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