産学連携で生み出す、愛知県の製造業DX人材 ものづくり×情報技術

自動車をはじめとするものづくりを強みに発展してきた中部圏。中部経済同友会は、重要施策の1つとして昨年来「リアルな知と情報技術の融合による新たな価値創造」を目指し活動している。変化の激しい時代に、どのような企業人の能力開発、人材育成が必要か。事務局長の岡部年彦氏に聞いた。

リアルな知と情報技術との融合

岡部 年彦

岡部 年彦

中部経済同友会 専務理事、事務局長
1976年、和歌山大学経済学部卒業、同年株式会社東海銀行入社。2001年、堀田支店長兼営業第一部長、2002年、UFJ 銀行堀田法人営業部長兼堀田支店長、人事部名古屋人材開発室長を経て、2005年より中部経済同友会に出向。2014年同会に転籍、2018年より現職。

あらゆる業界でデジタル・ディスラプション(デジタル化による創造的破壊)が起こり、多くの企業で、経営戦略の資産としてデータを活用する「データドリブン経営」が進行している。政府は「Society5.0」(内閣府)や「Connected Industries」(経済産業省)を打ち出し、データを介して機械や情報技術、人間など、さまざまなものが繋がることで、新たな付加価値を創出し社会課題を解決するという考え方を示している。

こうした時代の変化を捉え、中部経済同友会では「構想力と共創力で拓く中部の未来」とし…

(※全文:2282文字 画像:あり)

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