熊本県教委 ICT教育・英語教育で日本一の県に

熊本地震・豪雨災害・コロナ禍という三重苦の中でも、誰一人取り残さない学びを推進し、子供たちの夢を育むための教育に力を注いでいる熊本県。「ICT教育日本一」「英語教育日本一」を掲げる熊本県の教育施策の方向性について、県教育委員会教育長の古閑陽一氏に話を聞いた。

キーワードは「夢」、
チャレンジできる人材を育む

古閑 陽一

古閑 陽一

熊本県教育委員会 教育長
熊本県出身。1982年熊本県庁入庁。知事公室危機管理監、総務部政策審議監などを経て2016年4月に健康福祉部長、2019年4月より現職。

──熊本県は、2021年3月に「第3期くまもと『夢への架け橋』教育プラン」を策定しています。同プランでは、どのような教育を目指されているのですか。

本県は2016年の熊本地震、2020年の豪雨災害、そして今回のコロナ禍と、数々の苦境に見舞われています。そうした中で私たち教育に携わる者の責任は、いついかなる時でも子供たちの学びを保障することであると強く感じています。

第3期教育プランは「夢を実現し、未来を創る 熊本の人づくり」を基本理念とし、「夢」をキーワードにしています。予測困難で変化の激しい社会を生き抜く力をしっかりと身につけ、それぞれが自らの夢の実現に向けてチャレンジしていく。そういう人材を…

(※全文:4226文字 画像:あり)

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