会計や経営を「楽しみながら」学ぶ 画期的なビジネスゲームを開発
簿記や会計の勉強というと、問題集を何度も解くような作業的な反復学習がメインで、努力・根性・苦学を伴うといったイメージもある。M-Cassは、楽しみながら会計や経営を学べるビジネスゲームを開発。熊本県内外の企業や行政機関、教育機関で活用されている。
座学で会計や経営を学んでも
実際のビジネスでは使えない?
平井 孝道
熊本市に本社を置く株式会社M-Cass(エムキャス)は、簿記・会計や会社経営を楽しみながら学べるユニークなビジネスゲームを開発した。「M-Cass」はすごろく形式のボードゲームであり、参加者はサイコロを振って駒を進め、マス目に記された取引を会計帳簿に記帳し、決算書を作成していく。
ボードには「資金調達」「商品購入・資産購入」「商品販売」「経費支払い」などのステージがあり、一連のプロセスを通して会社経営を疑似体験できる。参加者は決算書の数字について、なぜその金額になったのか、その金額は何を意味するのかなどの分析を行い、ゲーム内での意思決定(固定資産の購入など)が業績にどのように影響したのかなどを体感的に理解していく。「M-Cass」は初学者でも「決算書を作る」「決算書を読む」「決算書を活かす」ことを学べるゲームなのだ。
M-Cassの代表、平井孝道氏は公認会計士合格後、長年にわたり監査等の実務や簿記講座の講師を務めてきた。平井氏が独自のビジネスゲームを開発した背景には、…
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