米国小売従業員60%が勤務先でAI導入と回答 現場人材戦略の再設計を提言
A.T. カーニー株式会社は7月28日、AIが小売店舗の現場業務と顧客体験に与える影響を分析した論考「店舗現場の高度化:AIは小売の現場業務と顧客体験をどう変えるか」(英題:Elevating the retail floor: How will AI reshape frontline retail roles and the customer experience?)を公開した。
本稿は、米国の小売現場従業員、店舗マネージャー、複数店舗を統括する責任者を対象としたKearney調査に基づくもので、回答者の60%は、自店舗ですでにAI・自動化ツールの導入が始まっていると回答した。これらの技術は、在庫追跡、発注・補充、シフト作成、手作業によるデータ入力など、反復的で時間のかかる業務を効率化し、従業員が顧客に向き合う時間を増やしているという。
画像はA.T. カーニー株式会社のプレスリリースから。(クリックすると拡大します)
AI導入店舗では、従業員の77%が顧客体験はすでに向上したと回答し、81%が顧客の声や気づきを収集・共有しやすくなったと答えている。一方、自店舗がAI導入に「十分に準備できている」と感じる現場従業員は19%に留まった。
本稿では、ツール導入だけでなく、業務の分担、研修、管理職のリーダーシップを一体で再設計する必要性を指摘。そして、将来の店舗業務に必要な作業とスキルを先に描き、そこから逆算して役割、管理体制、学習環境を組み直す「トゥモロー・バック」の人材戦略こそが、生産性、イノベーション、長期成長を左右すると結論づけている。
論考の概要は下記から確認できる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000046861.html