SDGs大学貢献度ランキング 北海道大学が76位で最上位 THE調べ

Times Higher Education(THE)は4月22日、大学による国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対する貢献度をランク付けした「THE University Impact Rankings 2020(THE大学インパクトランキング)」を発表した。総合ランキングは、日本では北海道大学の76位(前年101-200位)が最上位となった。また「SDG9 イノベーション」では東京大学が1位タイだった。

THE大学インパクトランキングは、SDGsが掲げる17の目標に対する大学の社会貢献度を研究・アウトリーチ・スチュワードシップの3つの観点から評価し、ランク付けしたもの。2回目となる2020年は「SDG1 貧困」「SDG2 飢餓」「SDG6 水・衛生」「SDG7 エネルギー」「SDG14 海の豊かさ」「SDG15 陸の豊かさ」が追加され、SDGs の17項目すべてで参加できるようになった。前年より297多い857大学が参加し、日本からは世界最多の72大学が参加している。

総合ランキングでは、オークランド大学(ニュージーランド)、シドニー大学(オーストラリア)、西シドニー大学(オーストラリア)、ラ・トローブ大学(オーストラリア)、アリゾナ州立大学(アメリカ)がトップ5を占めた。日本の大学では北海道大学(76位)、東京大学(77位)、東北大学(97位)。北海道大学は「飢餓」「イノベーション」「生産・消費」「海の豊かさ」「陸の豊かさ」「実施手段」の6項目でトップ100に入った。

日本の大学は「海の豊かさ」と「陸の豊かさ」で多数の大学がトップ100に入ったものの、「教育」「ジェンダー」「エネルギー」「不平等」でのトップ100入りはゼロだった。

ランキングの詳細はhttps://japanuniversityrankings.jp/topics/00160/index.htmlより。

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