青森県教委 子どもたちには無限の可能性、主体的で実践的な学びが大切に

最重要課題である人口減少を克服するべく、若者の県内定着を促進し、持続可能な地域づくりを担う人財の育成を進めている青森県。県教育委員会の和嶋延寿教育長に、県内企業と連携した産業教育やICTを活用した学びの促進、自身の教育理念などについて話を聞いた。

あおもりの今と未来をつくる
人づくりを目指す

和嶋 延寿

和嶋 延寿

青森県教育委員会 教育長
東北大学大学院修士課程(工学研究科資源工学専攻)修了後、民間会社に勤務。1989年に東京都の特別支援学校に教諭として採用。1997年より青森県立大畑高等学校、2013年より青森県立六戸高等学校長、2018年より青森県教育委員会教育長。

──青森県の教育施策の方向性についてお聞かせください。

本県では青森県教育振興基本計画(2019年度~2023年度)において、「あおもりの未来をつくる人財の育成」「あおもりの今をつくる人財の育成」「あおもりの活力をつくる文化・スポーツの振興」の3つを基本目標に定めています。この計画に基づき、2022年度は4つの「施策の柱」を掲げています。

1つ目は、次代を担う子どもたちに求められる資質・能力の育成です。子どもたちに基本的な知識や技能を確実に習得させ、思考力・判断力・表現力などを育むとともに、…

(※全文:4028文字 画像:あり)

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