元任天堂の開発者 みんなの「わかる」に貢献、あらゆる仕事は教育的である
任天堂に入社し、全世界で1億台を売り上げたゲーム機「Wii」の担当として、最初期から企画・開発すべてに横断的に関わり、「Wiiのエバンジェリスト(伝道師)」と呼ばれた玉樹真一郎氏。今、青森を拠点に「わかる事務所」代表として、ゲームの知見も活かして「教育」にも取り組む。
任天堂を経て青森にUターン、
「わかる」で世の中を幸せに

玉樹 真一郎
わかる事務所 代表
1977年生まれ、青森県八戸市出身。東京工業大学を卒業、北陸先端科学技術大学院大学を修了。プログラマーとして任天堂に就職後、「Wii」の企画・開発を担当。2010年、八戸市にUターンし、「わかる事務所」を設立。著書に『コンセプトのつくりかた』『「ついやってしまう」体験のつくりかた』(いずれもダイヤモンド社)。
玉樹真一郎氏は2010年に任天堂から独立して故郷の八戸市にUターンし、「わかる事務所」を設立した。わかる事務所では企画やコンセプトに関わるさまざまな仕事をするとともに、教育・人材育成にも取り組んでいる。
「任天堂には『5歳から95歳まで楽しめる』ことを大切にする文化があります。Wiiはゲーム人口の拡大をコンセプトにした商品であり、子どもからお年寄りまで、みんなが楽しさを『わかる』ように努力しました。たくさんの人にわかってもらえるのは、とても幸せなこと。独立するにあたって、みんなの『わかる』に役立つ仕事って何だろう? と考えたときに、それを現実の職業に落とし込んでいくと、…
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