弘前大学 「採用を増やしたい大学」で全国上位、産官学でイノベーション創出

課題先進県である青森県内唯一の国立大学として、教育・研究の成果を社会還元し、地場産業の振興や地域活性化につなげている弘前大学。産学官連携を推し進め、「地域とともにある大学」を目指す弘前大学の取組みや今後の方向性について、福田眞作学長に話を聞いた。

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「採用を増やしたい大学」に

福田 眞作

福田 眞作

弘前大学長
1985年、弘前大学大学院医学研究科修了。同大学院医学研究科教授、同医学部附属病院長、同学長特別補佐などを務める。2020年4月に国立大学法人弘前大学長に就任。

──弘前大学は青森県を拠点とする国立総合大学として、どのような教育活動に力を入れていますか。

本学は2014年に「地域志向」大学改革宣言を打ち出し、地域課題の解決に向けたイノベーション創出と地域に根ざした教育活動に力を入れています。

ただし、私たちは青森県だけを「地域」と捉えているわけではありません。本学の学生は、半数以上が他県の出身者です。卒業後は県外で就職する学生も多く、全国各地で自身の能力を発揮できるようにすることが大切です。課題先進県である青森県において様々な活動に取り組むことで、…

(※全文:2140文字 画像:あり)

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