みらいまちラボ 全国の仲間とつながり、過疎の町から日本を元気に

坂東秀昭氏は消滅可能性都市である富山県朝日町において、カリスマ投資家として知られる藤野英人氏と共に「みらいまちラボ」を立ち上げ、地域創生や起業家育成を推進し、着実な成果をあげている。坂東氏が目指すのは、朝日町から富山を、そして日本を元気にすることだ。

空き家問題を解決し、
地域のコミュニティを育む

坂東 秀昭

坂東 秀昭

一般社団法人みらいまちラボ 合同代表
家印 株式会社 代表取締役社長
1974年、富山県朝日町生まれ。米・洋品・呉服などを扱ってきた商いの家系に生まれ、15代目。2006年個人事務所起業を経て、2015年5月、家印株式会社を設立。朝日町で2013年より地域コミュニティ運営や空き家・古民家の利活用、移住・多拠点生活・企業誘致活動に取り組み、空き家が増えない町の実現や、企業サテライト拠点誘致に貢献。2019年5月、一般社団法人みらいまちラボを設立。

富山県朝日町は県内でも人口減少が著しい「消滅可能性都市」だ。その朝日町に近年、全国から志を持つ人たちが集まる。その動きを牽引しているのが一般社団法人みらいまちラボだ。同団体は、著名な投資家である藤野英人氏(レオス・キャピタルワークス社長)と、朝日町で建築デザイン会社・家印(やじるし)を営む坂東秀昭氏の2人が代表を務めている。

坂東氏が地域での活動を始めたのは2013年のこと。当初の動機は「地域のため」というより、2006年に立ち上げた自身の建築設計事務所の経営を軌道に乗せるためだった。

「実績もないまま起業したので、…

(※全文:2362 文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。