富山県教育長 「こどもまんなか社会」実現へ、ウェルビーイングを高める教育
富山県では、「すべての県民が生き生きと自分らしく暮らせる真の幸せ(ウェルビーイング)の向上」を目指し、課題解決型学習やキャリア教育、ICT教育等を推進するとともに、魅力と活力ある県立高校づくりにも力を注ぐ。富山県の取組みについて、県教育長の廣島伸一氏に話を聞いた。
教育活動を通じて
ウェルビーイングを高める

廣島 伸一
富山県教育委員会 教育長
1964年生まれ。京都大学を卒業後、1987年、富山県庁に入庁。教職員課長、商工労働部次長、中央病院事務局長、生活環境文化部長などを経て、2024年4月、富山県教育委員会教育長に就任。
──富山県では、教育の方向性やビジョンをどのように描かれていますか。
2022年3月に策定した第3期富山県教育振興基本計画で、「ふるさと富山に誇りと愛着を持ち、地域社会や全国、世界で活躍し、未来を切り拓く人材の育成」を基本理念とし、教育で目指す姿の一つとして、「すべての県民が生き生きと自分らしく暮らせる『真の幸せ(ウェルビーイング)』の向上」を掲げました。
その後、2023年5月に開催されたG7富山・金沢教育大臣会合では、今後の教育の方向性が「富山・金沢宣言」として世界に発信され、…
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