教育における音声コンテンツの可能性 動画よりも学習効果は高い?

近年、動画を使った eラーニングが注目されているが、学びのメディアとして、ラジオ講座やオーディオブックなど音声コンテンツによる学習は以前から行われてきた。音声メディアの多様化や、ワイヤレスイヤホンやスマートスピーカーなどのデバイスは、学びのあり方をどのように変えていくのか。

音声メディアは参入しやすく、学びのコンテンツは多様化

八木 太亮

八木太亮

株式会社オトナル 代表取締役
2013年ウェブメディアを運営する株式会社オトナルを創業。ウェブメディア事業を事業売却ののち、音声コンテンツと音声広告領域に特化しデジタル音声広告事業を展開。ラジオ局や新聞社など大手パブリッシャー向けの音声コンテンツの配信支援事業とデータ運用支援を行っている。著書:『いちばんやさしい音声配信ビジネスの教本 人気講師が教える新しいメディアの基礎』(インプレス)
twitter:@pyusuke

現在、インターネットラジオや音声配信アプリ、ポッドキャストなど、多様なツールが登場している中で、学びを目的とした音声コンテンツにはどのような可能性があるのか。デジタル音声広告の事業を展開するオトナル、八木太亮代表は学習目的の音声コンテンツの現状について次のように解説する。

「学習ジャンルとして、英会話やビジネス系、歴史などが人気なのは従来から変わりません。日本人は英語を学ぶためにオーディオを聞く人がかなり多く、ポッドキャストのランキングを見ても、英会話や他言語のニュースなどがあるのは海外にはない日本の特徴になっています」

一方で学習ジャンルは変わらないものの…

(※全文:1996文字 画像:あり)

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