現在のeラーニングは本来あるべき姿とはほど遠い 何が必要なのか
今後、教育・研修はオンラインとオフラインが統合され、これらを有効に活用することが求められる。早くから eラーニングサービスを提供してきたネットラーニング、岸田徹会長はこれからの時代を見据え、新たな取組みを開始し、オンライン教育が持つ本来の力を解放しようとしている。
現状は、本来あるべきオンライン教育とはほど遠い
──企業や教育機関において、eラーニングが急速に浸透しています。現状の課題について、どのように見ていますか。
岸田 徹
ネットラーニングは2000年のダイヤルアップの時代に唯一、クラウドの eラーニングサービスを開始しており、これまで延べ7000万人以上のユーザーが受講し、導入企業・団体は5300社(校)を超えます。私たちは eラーニングで先行してきたわけですが、今起きていることは、何か新しいことが始まったわけではなく、変化のスピードが一気に速まったのだと見ています。
この1年、コロナ禍に伴うリモートワークや休校によって、オンライン教育・研修の導入が一挙に増えました。しかし、必要に迫られて急きょ対応したために、Zoom など本来は会議システムでしかないツールが使われ、本来あるべきオンライン教育・研修とはほど遠いものになっているのが現状です…
(※全文:1990文字 画像:あり)
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