東京藝大、附属コンサートホール「奏楽堂」のネーミングライツパートナーを募集

東京藝術大学は11月14日、上野キャンパス内にある附属コンサートホール「奏楽堂」のネーミングライツパートナーを募集することを発表した。

奏楽堂は1998年竣工。同大唯一の附属コンサートホールとして、音楽学部・音楽研究科の学生および教員の教育研究やその成果発表の場として用いられてきた。近年では、美術・音楽・映像の枠を超え、総合的な舞台芸術の創造と発信にも取り組んでいる。

現在、奏楽堂は老朽化が著しく、舞台機構・可変天井・照明・音響設備から建具・客席・空調機器まで、全面的な改修を必要としている。

2028年から、複数年にわたる工事を開始する予定だが、大学自身の予算や国からの補助金だけでは、約10億円が不足する見込み。

そこで、奏楽堂のネーミングライツを販売。権利を付与された法人等は、「◯◯◯奏楽堂」、「◯◯◯ホール」など、自社や自社商品の名前を奏楽堂の愛称に組み込むことができる。

ネーミングライツ料は年額6,000万円以上(税別)。2025年7月1日からの5年以上の契約が条件。

募集は来年3月31日まで。

東京藝大プレスリリースより