関西学院大・JAXAが連携大学院協定を締結 関西私立大で初

関西学院大学大学院理工学研究科は11月30日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携大学院に関する協定を締結した。関西の私立大学としては初の取り組みとなる。

同大学は、天文学の主要三分野である「電波」「赤外線」「X線」を全て学べる数少ない私立大学の一つ。天文観測衛星や惑星探査機(はやぶさ2等)、NASAロケット実験CIBER等の計画で、JAXAとともに研究を進めている。

今回の協定により、2021年4月から、JAXAの研究者を客員教員として委嘱したり、同大学院理工学研究科の学生がJAXAに出向いて最先端の施設・設備を利用して研究指導を受けたりできるようになる。これまで両者が行ってきた教育研究協力の成果を踏まえ、連携大学院方式による協力を行うこととし、大学における教育研究活動のより一層の充実を図るとともに、JAXAの研究活動を推進し、その成果・普及を更に促進することにより、わが国における宇宙科学及び宇宙航空技術分野の発展に寄与する、としている。期間は、2021年4月1日から2026年3月31日まで。

20.12.21news3

はやぶさ2と小惑星のイメージ図(JAXA)