ジョブ型が注目される時代、大学のキャリア教育はどう変わるか
職務に適した技能や知識が求められるジョブ型雇用への移行が、日本企業でも進み始めている。こうした中で、人材を社会に送り出す機能を担う大学のキャリア教育は、どのように変わるべきなのか。キャリア教育を研究テーマとする名古屋学院大学・安藤りか教授に話を聞いた。
「日本企業のDNA」が
ジョブ型への移行を阻む
安藤 りか
── 近年、日本の企業社会ではジョブ型の浸透なども言われますが、昨今の産業界の変化について、どのように見ていますか。
日本の企業社会においても、欧米のようなジョブ型雇用への移行は徐々に進んでいくと思います。ただし、抽象的な表現になりますが、「日本企業のDNA」のようなものがジョブ型の導入を阻み、限定的な移行にとどまるのではないかと考えています。
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