小学生の4割、中学生の6割、高校生の7割が裸眼視力1.0未満 文科省調べ
文部科学省は11月27日、2023年度「学校保健統計調査」の結果(確定値)を発表した。
同調査は全国の国公私立の幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、高校の幼児・児童生徒の発育状態(身長、体重)および健康状態(疾病・異常の有無)を、健康診断の結果にもとづき調べるもので、毎年実施。
今回調査は、発育状態については69万5,600人、健康状態については320万9,192人を対象に実施。
その結果、男子の平均身長・体重は、6歳で116.9cm・21.6kg、9歳で134.1cm・31.4kg、12歳で154.2cm・45.8kg、15歳で168.6cm・59.0kgだった。
女子の平均身長・体重は、6歳で116.0cm・21.2kg、9歳で134.4cm・31.0kg、12歳で152.3cm・44.5kg、15歳で 157.2cm・51.2kgだった。
虫歯のある幼児・児童生徒は、幼稚園で22.6%、小学校で34.8%、中学校で28.0%、高校で36.3%。幼稚園・中学校で3割を切り、小学校・高校でも4割を下回った。
一方、裸眼視力が1.0未満の幼児・児童生徒は、幼稚園で22.9%、小学校で37.8%、中学校で60.9%、高校で67.8%。学校段階が進むにつれて増え、高校では7割近くに達した。
近視予防のため、啓発活動をはじめ各種の取組みを引き続き行っていくとしている。
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