東京工大、多摩美、一橋大が連携 価値創造スキルを育む新プログラム

2021年度文部科学省の「大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業」で、東京工業大学が事業責任大学となり、多摩美術大学、一橋大学と連携して推進する「Technology Creatives Program(通称テックリ)」が選定された。

Society5.0の到来や人口減少、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大など変化が激しく不確実性の高まる時代においては、企業も個人も変化に柔軟に対応し、知識やスキルを身に付け、不断に能力を向上させていくことが求められている。特に個人においては、組織の規範に縛られすぎず、自由に個性を発揮しながら付加価値の高い仕事を行うことが期待されており、機械やAIでは代替できない、創造性・感性・デザイン性・企画力などの価値創造スキルを育成することが必要となっている。

今回の事業は、エンジニアとデザイナーが価値創造スキルを身に付け、先端技術を活用して社会共創の機会をつかむプログラムの開発と拠点の形成を目的としている。社会人を対象とする約6ヵ月間のプログラムでは、テクノロジー、アート・デザイン、ビジネスの全方位指導体制を通じて価値創造人材に必要な能力育成とネットワーク構築を図る。開講場所は、東京工業大学大岡山キャンパスと多摩美術大学上野毛キャンパスを中心に展開し、2022年7月からプログラム履修募集を開始する予定だ。

21.10.27news1