企業内大学は「3.0」へ 経営戦略との連携が問われる
デジタル変革の進展や人的資本経営の推進、キャリアの多様化など、様々な環境変化がある中で今、企業内大学には何が求められるのか。日本における企業内大学の動向と課題について、長年にわたり企業内大学を研究する大嶋淳俊・宮城大学教授に話を聞いた。
経営トップの積極的な関与が
成否を分けるカギ
大嶋 淳俊
── 大嶋先生は長年、企業内大学について研究されています。企業内大学に関して、日本企業の現状と課題をどのように見ていますか。
2000年代以降、日本でも数多くの企業内大学が設立されました。私は大まかな分類として、2000年代の企業内大学を「1.0」、2010年代を「2.0」、2020年以降を「3.0」と整理しています。
(※全文:2143文字 画像:あり)
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