戦略的に研修効果を高めるインストラクショナルデザイン
企業内大学新設が相次ぐ中で、戦略的に研修効果を高めるための教育設計の理論であるID(Instructional Design)の観点から、企業内大学を設計する上での留意点などについてIDの専門家であるサンライトヒューマンTDMC代表取締役社長の森田晃子氏に話を伺った。
効果的な研修設計に必要な
ゴール設定とグランドデザイン

森田 晃子
サンライトヒューマンTDMC株式会社
代表取締役社長
企業教育に関する専門的知識を基に、インストラクショナルデザイナーとして、多数の企業の教育コンサルティング・教材制作・トレーナーズトレーニングの人財開発プロジェクトに携わっている。IDの実践方法を提供してきた会社は100社以上、4000名を超える。熊本大学大学院教授システム学非常勤講師。主な著書に『魔法の人材教育』(幻冬舎)、『ビジネス インストラクショナルデザイン 』(中央経済社)。
── 最近、企業内大学新設の報道を目にします。戦略的に研修効果を高めるための教育設計の理論であるID(Instructional Design)の観点から、企業内大学を設計する上での留意点は何でしょうか。
森田 企業内「大学」という名称でも、ビジネスの世界ですから、学んで終わりというわけにはいきません。学んだ後に、業務に活かしてほしい、将来的に組織へ貢献してほしいといった期待が、経営層にはあるはずです。
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