企業が社員にもっとも習得を推奨しているスキルは「思考法(ロジカルシンキング等)」
教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社は1月16日、企業におけるリスキリングの実態に関する調査の結果を発表した。
急速な技術革新やビジネス環境の変化に伴い、社員の専門性の転換・強化のため不可欠となっているリスキリングについて、どの程度取り組まれているのか調べた。
調査は12月、全国の企業の人事・研修担当者を対象に実施。300名から回答を得た。なお企業規模は、1,000名以上が63%、1,000名未満が37%。
リスキリングについて、「今後必要となる新しいスキルを習得するために行う、体系的な学び直し」と定義を示した上で、取り組んでいるか尋ねたところ、「取り組んでいる」が64%で最多。
「現在は取り組んでいないが、今後は取り組む予定」が17%、「現在は取り組んでいないが、今後取り組むべきかどうか検討中」が10%と続いた。「現在取り組んでおらず、今後も取り組む予定はない」は9%にとどまった。
取り組んでいる、もしくは今後取り組む予定と回答した人(n=273)に、リスキリングの必要性を感じる職種について尋ねたところ(複数回答可)、トップ3は「事務・管理系」(65%)、「営業系」(62%)、「IT・DX系」(52%)となった。
一方、「販売・サービス系」は33%、「クリエイティブ系」は37%にとどまり、職種によってスキル転換・強化の需要は異なることが伺われた。
各職種について、どのようなスキルの習得を促しているか尋ねたところ、画像の通りの結果となった。「思考法(ロジカルシンキング等)」は7つの職種すべてにおいてトップまたは2位となった(画像参照)。
一方、「DX関連」は3つの職種において3位以内となるにとどまり、職種によって取り組みに差があることが判明した。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001733.000005089.html