九州大学が10校目の「指定国立大学法人」に指定

国立大学法人九州大学は、2021年11月22日付けで文部科学大臣より「指定国立大学法人」の指定を受けたことを発表した。 

「指定国立大学法人」制度は、2017年の国大法改正により、文部科学大臣が世界最高水準の教育研究活動の展開が、相当程度見込まれる国立大学法人を「指定国立大学法人」に指定できる制度として創設。指定条件には「研究力」、「社会との連携」、「国際協働」の3つの領域で国内最高水準であることが申請要件として設定されており、指定されると、スタートアップへの直接出資が可能になる(国大法改正で2022年4月より)など、様々な特例が認められる。

これまで9法人が指定されており、九州大学が10法人(10校)目となる。九州大学は、今回の指定を受け、「総合知で社会変革を牽引する大学」を目指し、ガバナンスと財務基盤の強化を図るとともに、「脱炭素」、「医療・健康」及び「環境・食料」における課題解決や、デジタルトランスフォーメーションによる教育・研究・医療の高度化を大きな柱に、教育、研究、社会との連携、国際協働の取組を展開していく、としている。

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21.11.26news3

画像は九州大学HPより