「世界大学ランキング日本版2021」発表 東北大学が1位に

世界で最も権威のある英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(以下「THE」)は、この度、「THE 世界大学ランキング日本版 2021」を発表した。ベネッセホールディングスは、「THE世界大学ランキング」及び「THE 世界大学ランキング日本版」に関して、国内における普及活動について協力している。

日本版ランキングについては2017年3月に1回目の発表を行い、今年で5回目となる。毎年9月にTHEが発表する世界版ランキングでは「研究力」を軸に据える一方で、日本版ランキングは、日本の教育事情により即した形で大学の魅力や特性が表れるように、大学の「教育力」に注目した設計となっている

昨年に続き、ランキング指標は「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野で構成。一般的な国内の大学ランキングは、主に入学時の学力(合格基準)が軸になっているが、同ランキングは学生の学びの質や成長性に焦点を当てている。今回は278大学が対象となった。

その結果、2021年の総合ランキングでは、東北大学が昨年に続き1位に、東京工業大学(昨年同率3位)が2位に、東京大学(昨年同率3位)が3位、京都大学(昨年2位)が4位、続いて5位に3つ順位を上げた大阪大学(昨年8位)、6位は昨年に続き北海道大学(昨年6位)がランクインした。

また、分野別ランキングでは、「教育リソース」で初めて東京医科歯科大学が1位に、他の3つの分野の1位は「教育充実度」が国際教養大学、「教育成果」が京都大学、「国際性」が国際教養大学と、昨年から変化はなかった。

21.3.26news1

THE世界大学ランキング日本版2021【分野別順位】(20位まで抜粋)

ベネッセホールディングス・プレスリリースより