学校法人浪工学園、ドローン専門学校設立に向けVFR・理経と連携

高等学校の運営を行う学校法人浪工学園(大阪府摂津市、理事長：阿部 賞久）は、国産ドローンの操縦・点検を行える人材育成を目的とした専門学校設立に向け、VFR株式会社（東京都渋谷区、代表取締役社長：湯浅 浩一郎）、株式会社理経（東京都新宿区、代表取締役社長：猪坂 哲）と、企業連携を開始したことを発表した。

ドローン操縦ライセンスには、民間機関で取得可能な国土交通省認定の資格が複数あり、一般的にはオンライン講習を含む座学講習・実技講習および試験で取得が可能。ただし、講習での操縦時間は1～7日程度で、2022年12月から国家資格も導入される予定ではあるものの、仕事でドローンを活用する技術を身につけるためには操縦時間が十分であるとは言えない状況がある。また、緊急着陸等のあらゆるシチュエーションでの操縦経験が不足しているという課題もある。

これらの背景を踏まえ、学校法人浪工学園では、２０２３年４月の開校を目指し、ドローン専門学校の設立に向けて準備を進めている。

また企業連携の背景には、日本政府が「セキュリティが担保されたドローンに限定して調達」し、「既存導入されているドローンについても速やかな置き換え」を実施する方針を公表したことがある。

政府がドローンを購入する場合には計画書を内閣官房に提出し審査を通すことが必須となったことを受け、学校法人浪工学園はドローン専門学校の設立に向け、国産ドローンに携わる企業2社との連携を開始するに至った。

今後は大阪を皮切りに、全国に展開するドローン関連コースを保有する専門学校での資格取得運用を目指すとともに、国産ドローンの操縦・点検を行えるスペシャリストを育成し、各業界、全国そして世界に輩出していくとしている。

VFR株式会社のプレスリリースより