スパイラルローキャス、教育連絡システム「すぐーる」を静岡市立小・中学校114校に導入
情報共有ソリューション「Locas(ローキャス)」を手掛けるスパイラルローキャス株式会社(本社・愛知県名古屋市、代表取締役・中島秀典)は7月16日、同社が提供する教育現場向け連絡システム「すぐーる」が、静岡市教育委員会および静岡市立の小・中学校114校において、学校と保護者間のコミュニケーションツールとして導入されると発表した。運用開始は2026年7月20日を予定しており、同社は円滑な導入に向けた準備を進めている。
静岡市はこれまで、学校と保護者間の連絡体制をデジタル化することで、保護者の利便性向上や緊急時の情報共有の迅速化、そして教職員の校務負担軽減を進めてきた。今回の「すぐーる」採用も、こうした取り組みの一環として決定した。
導入後は、教職員がパソコンなどからテキストメッセージやPDFファイルを一斉配信できるようになり、保護者もスマートフォンアプリを通じて欠席や遅刻、早退の連絡を行えるようになる。電話対応やプリント配布に割いていた時間の削減が見込まれ、教育委員会や学校は地域全体の状況をリアルタイムで把握しやすくなるという利点もある。家庭にとっては、学校からの配布資料をアプリ上でまとめて管理できるため、忙しい朝の負担軽減にもつながる。地域協力者との連携では、専用グループ機能を活用することで円滑な情報共有が実現し、地域全体で教育活動を支える体制の構築が進む見通しだ。
「すぐーる」は、スパイラルローキャスが展開する情報共有ソリューション「Locas」を構成するサービスの一つで、教職員の働き方改革と、地域とともにある学校づくりを支援する目的で開発された。学校で日常的に発生する連絡業務を一元管理することで、教職員と保護者双方の負担軽減を図るとともに、地域協力者との協働体制の構築や地域学校協働活動の推進にも寄与するという。
スパイラルローキャスは2007年1月の設立で、2026年2月1日付で旧社名のバイザー株式会社から現社名へ商号を変更した。全国の自治体や教育委員会など公益性の高い現場に向けて情報共有ソリューションを提供しており、「すぐーる」はこれまでに広島県教育委員会や東京都GIGAスクール推進協議会をはじめ、複数の自治体・教育機関で採用が広がっている。
同社は今後も「すぐーる」を通じて教育委員会や教育現場のデジタル化を継続的に支援するとともに、「Locas」を基盤に全国の自治体・教育現場への支援を拡大する方針を示している。サービス連携や機能拡充も進め、学校と家庭、地域がデジタルでつながる教育現場の実現を目指すという。