地方の学生にIT教育を無償提供 熊本でプロジェクトが始動

スマホアプリ開発サービスを提供する株式会社iTAN(イタン、東京都台東区)は、地元学生へのIT教育支援・キャリア育成を通じ地元企業のDXに貢献する「Do-oR Project(ドアプロジェクト)」の実装に向け、熊本県人吉市に拠点を開設する。熊本拠点では、地元の学生と企業が繋がりあいながら、地域から新たな事業を創出するプログラムを展開する。

「Do-oR Project」は、地元の学生に無料で学べるIT教育プラットフォームを提供し、未来のエンジニア育成を行いながら、同時に九州および地元企業のDX化を進める開発業務などに携わるプロジェクトだ。学生が主体となり、地域や地元企業とつながりをもちながらIT業務に関わっていくことで、今住んでいるエリアや地元企業の良さを知る機会をつくり、地元への価値貢献、卒業後の就職につなげていき、若者が活躍できるエリアづくりを目指している。

「Do-oR Project」には、学ぶ意欲のある学生であれば文系・理系問わず誰でも所属することができ、学生は技術的・社会的な力を磨きながら実践的なスキルアップが望めるだけでなく、それらの成果に見合う金銭的報酬も得ることができる。

地元企業にとっては、地元出身の学生はもちろん、進学を機にこのエリアに訪れた学生たちを将来的な社員候補として接点をもつことができ、人材強化および若手人材の定着が期待できる。

21.2.16news3