東北学院大、2027年春に新学部「未来探究科学部」および「教育学部」を設置予定

東北学院大学は5月20日、新学部「未来探究科学部」および「教育学部」(いずれも仮称)を2027年4月に設置する計画を発表した。

東北学院大は、仙台市に本拠を置くミッション系大学。9学部15学科、約1万1,000人の学生を擁し、北海道・東北エリアの私立大学としては最大規模。

未来探究科学部は、デジタルなど成長分野の学部開設を後押しする国の「大学・高専機能強化支援事業」の支援を受けて設置。「デジタル構想学科」(仮称)の1学科を置き、災害や少子高齢化、一次産業の衰退といった日本、とりわけ東北が直面する社会課題を、デジタル技術を活用して解決できる人材を育成する。PBLに重点を置いたカリキュラムが特色。入学定員は110名。

一方、教育学部は、既存の文学部教育学科を学部へと格上げする形で設置。「教育学科」(仮称)の1学科を置き、小学校教諭一種免許状のほか、複数の教員免許が取得可能なカリキュラムを提供。学校教育に特化した「児童教育コース」、「国語教育コース」、「理科教育コース」、「英語教育コース」の4つに、学校教育に限定せず幅広く学ぶ「教育文化コース」を加えた、5つのコースを設ける。入学定員は100名。

内容はいずれも予定であり、変更の可能性がある。

五橋_記念館東北学院大の五橋キャンパス。同大提供