量子と産業界を結ぶ「翻訳者」を実践的インターンシップで育成

スタートアップや大企業などの動きから、今後10年での量子技術の急成長と産業側のニーズの多様化が予想されている。量子の専門人材と、産業現場の人材をつなぐ「翻訳者」を育成すべく、QunaSysでは量子人材を創出するエコシステムづくりに取り組んでいる。

量子技術と産業の
橋渡し役の育成が急務

高椋 章太

高椋 章太

株式会社 QunaSys
Research Solution 部長
大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻化学工学領域にて博士(工学)を取得後、化学メーカーにて製造工程のDX業務を担当。2022年4月、QunaSysに入社し、主に化学・素材企業における量子コンピュータの普及活動を担当。

2025年は量子科学誕生100年だった。シンポジウムや博物館の企画などが開催され、量子を耳にする機会も増えた。2025年10月、高市総理の所信表明演説ではAI・半導体、造船、バイオ、航空・宇宙、サイバーセキュリティと並び「量子」も戦略分野の一つに挙げられ「大胆な投資促進、国際展開支援、人材育成、スタートアップ振興、研究開発、産学連携、国際標準化といった多角的な観点からの総合支援策を講ずることで、官民の積極投資を引き出す」ことが示された。

(※全文:2197文字 画像:あり)

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