時間・空間を越える古典が養う、普遍的な視点

2019年度のJICA教師海外研修でパラグアイを訪れた国語科教諭の⽟腰朱⾥⽒。
時間や空間を越える古典や⽂学を通じて他者に思いを馳せ、理解する読解力を養う教育に取り組む。異文化理解や社会情勢の洞察、他者に心を寄せることこそ、SDGsの前提であると語る。

生徒を通じてSDGsを知り、海外研修へ

⽟腰 朱⾥

⽟腰 朱⾥

東京都立⼤泉⾼等学校附属中学校 国語科教諭

国語科教諭の玉腰氏が大泉高等学校附属中学校に赴任したばかりの2016年夏、ある生徒が国連主催の作文コンテストへの応募を希望した。生徒は見事、全国選考に残り、玉腰氏は生徒とともにスピーチコンテストに参加した。

「このとき初めてSDGsを知り、関心をもつきっかけとなりました」

翌年から、国連やJICAの作文コンテストへ積極的に出品するとともに、生徒とSDGsを勉強したり、JICAの勉強会に参加したり…

(※全文:1953文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。