誰⼀人取り残さない、多文化共生の学びを模索

2021年度の「SDGs未来都市」に選定された江⼾川区にある清新ふたば⼩学校では、以前から教育にSDGsを取り入れてきた。2019年にJICA教師海外研修に参加、今年度から赴任した吉⽥⽒は、外国籍の児童も多い同校でSDGsの理念をふまえた国際理解・多⽂化共⽣教育に取り組む。

異文化理解への関心から研修に参加

SDGsに取り組む東京都では小学校2校を推進校に指定しており、清新ふたば小学校はその1校だ。「単に17のゴールを覚えるのではなく、さまざまな学びのなかからSDGsとのつながりを見出してほしいと考えています。意味づけや価値づけといった知の連携、知識を知恵に変える教育を重視しています」と校長の清澤好美氏は話す。「さまざまな知識をつなげ、関連に気づき、理解する教育」を実践する一環として、若手教員らによる授業づくりの取り組みも行う。こうしたなかで海外経験のある教員がその経験を子どもたちに語ることは、子どもたちの知見を広げる意味でも意義あることと考えているという。

吉田祥子氏は、今年度から同校に赴任。6年生を担任し…

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