地域の担い手を育てるために必要な「越境」と「多様性」

JICA 東京の教師海外研修、ユネスコ・アジア文化センターのサステイナブルスクールのプログラムから教育現場での SDGs 実践を考える本連載。東京都市大学大学院教授の佐藤真久氏はこれまでの6回を振り返り、実践を成功させるキーワードに『越境』と『多様性』の2つを挙げる。

横断的つながりから学びを得る

佐藤真久 東京都市大学大学院 環境情報学研究科 教授

佐藤真久

東京都市大学大学院 環境情報学研究科 教授

連載で紹介してきた実践例について、〈教師海外研修〉と〈サステイナブルスクール〉双方のプログラムにかかわってきた佐藤氏は「SDGs を取り入れることで、従来は学校のなかだけで閉じがちだった生態系(エコシステム)に広がりが生まれ、動的で包括的なつながりが生じてきている」とする。

両プログラムには、枠組みを越えた横断的なつながりがある。これを特徴づける要素のひとつが…

(※全文:1965文字 画像:あり)

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