カード入力だけで生成AI活用 教員の校務・授業をサポート
授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」を提供する株式会社LoiLo(神奈川県横浜市、代表取締役・杉山浩二)は2026年8月18日、教員が校務や授業づくりに生成AIを取り入れやすくする「生成AIスキルカード」を公開したと発表した。ロイロノートのカードに必要な項目を入力してPDFに書き出し、生成AIにアップロードするだけで、プロンプトを自分で考えなくても目的に沿った出力を得られる仕組みだ。
生成AIは指示文(プロンプト)の書き方によって出力の質が大きく変わるため、望む結果を得るには前提となる情報を過不足なく伝える必要がある。この作業は、日々の業務に追われる教員にとって負担になりやすい。「生成AIスキルカード」は、こうした言語化の工程をロイロノートの入力欄を埋める操作に置き換える点が特徴となる。
株式会社LoiLoプレスリリースより。(画像はクリックすると拡大します)
使い方は二段階で完結する。まずロイロノートのカードに作成したい成果物の概要を入力し、それをPDFとして書き出す。次に、そのPDFを生成AIにアップロードし「このプロンプトに従って〇〇を作成してください」と指示するだけで、カードの内容に沿った出力が得られる。
ロイロノートのカードは資料箱を通じて同僚教員と共有できるため、成果の出た活用事例を学校単位の資産として蓄積していける点も強みだ。加えて、同社が運営する「素材ライブラリ」では、全国の教員が作成した生成AIスキルカードを無料でダウンロードでき、自校での実践にそのまま取り入れられる。
素材ライブラリで公開されている代表的なスキルカードには、学年・教科・単元・問題数・難易度を指定するだけでロイロノートのテストカードに取り込める問題を自動生成する「テストカード作成カード【全教科】」、単元や目標を入力すると指導案のアイデアを作成する「指導案アイデア作成カード」、修学旅行や校外学習といった学校行事について保護者向けの案内文を自動生成する「行事のお知らせ作成カード」、学級通信名や発行日、時期の行事、伝えたいメッセージ案を入力するだけで文面を作成できる「学級通信作成カード」などがある。