佐賀大、マイナカードを用いた証明書オンライン発行サービスを導入 国公立大学としては初

佐賀大学は4月21日、マイナンバーカードを用いた各種証明書のオンライン発行サービスを7月より導入することを発表した。導入は国公立大学では初となる。

これまで卒業生が成績証明書や卒業証明書の発行を受ける際、本人と大学の双方にかかっていた負担を軽減し、利便性の向上と、大学業務の効率化を図る。

現在、卒業生が各種証明書の発行を受けたい場合は、まず本人が必要書類を大学に郵送。大学が書類を審査し、証明書を発行、その後本人に郵送しており、双方に時間と手間がかかっている。

今後は、卒業生はひとたびオンラインでユーザー登録すれば、以後はデジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」にマイナカードを登録し、かざすだけで、証明書発行システムにログイン可能。手数料の支払いをオンライン決済で済ませれば、その場で証明書の発行を受けられる。

発行された証明書は、コンビニでの印刷、メールでのPDF送付、郵送の3通りの方法で入手できる。

マイナンバーそのものではなく、マイナカードのICチップに搭載された電子証明書を利用するため、安全性も担保されている。

サービスは西日本電信電話株式会社(NTT西日本)佐賀支店の協力により実現。今後もキャンパスのデジタル化を推進していきたいとしている。

0423記事2画像Image by umaruchan4678 (Adobe Stock)