ゲームを通した「学び」で、社会を少しでもより良く

寺を「学びの場」として活用する寺子屋プロジェクトを推進するとともに、ボードゲームデザイナーとしても活躍する荒木勇輝氏。ゲームはプレーヤーが「当事者」となって楽しむものであり、人の学びを促進するツールになる。荒木氏はゲームを通して、社会課題の解決を目指す。

誰もが楽しみながら学べる
ボードゲームを開発

荒木 勇輝

荒木 勇輝

すなばコーポレーション株式会社 CGO
NPO法人 寺子屋プロジェクト 代表理事
1984年、京都府まれ。京都大学文学部を卒業後、日本経済新聞社の記者として5年間働き、企業・行政・大学などの取材を担当。2014年、賛同者とともにNPO法人寺子屋プロジェクトを設立。2017年より、学習要素を含むボードゲームを開発するNPO法人Board Game Japanの副代表を務め、ボードゲームデザイナーとしても活動。

学習ゲームやワークショップ、教育コンテンツを開発・提供する「すなばコーポレーション」のCGO(チーフ・ゲーミフィケーション・オフィサー)、荒木勇輝氏は学校運営シミュレーションゲーム「We School」や、学校関係者のチームづくりを支援するカードゲーム「センセイトーク」など、人の学びを促進する数々のゲームを開発している。

荒木氏は京都大学文学部を卒業し、日本経済新聞社の記者を5年間勤めた後、子どもの頃から関心があった教育分野での仕事をライフワークにしたいと考えて独立。2014年に京都を拠点にNPO法人寺子屋プロジェクトを立ち上げた。それは寺を多様な人々が集まる「学びの場」として活用するプロジェクトだ。

また、並行してボードゲームデザイナーとしても活動を開始した。荒木氏は子どもの頃からオリジナルのゲームづくりを楽しんでいたが、寺子屋プロジェクトの活動を通して多くの学校関係者とも知り合い、学校現場の課題解決に貢献できないかと考えていた。また、自身が開発に関わった環境教育を楽しく学べるゲームが商品化されたことがきっかけとなり、…

(※全文:1947文字 画像:あり)

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