学習塾から事業領域を広げ、ソーシャルカンパニーを目指す

1962年に設立された成基コミュニティグループは、「志共育」を柱にした総合教育事業を展開。2023年3月に代表に就任した佐々木雄紀氏は、積極的に新規事業に挑戦し、人づくりを通じて社会課題を解決するソーシャルカンパニーへの進化を目指している。

「志共育」「教育コーチング」で
子どもたちの主体性を育む

佐々木 雄紀

佐々木 雄紀

成基コミュニティグループ 代表兼最高経営責任者(CEO)
1990年、京都市生まれ。2014年、立命館大学経営学部経営学科を卒業。丸紅株式会社、株式会社オープンロジ等を経て、成基コミュニティグループに入社し、代表兼最高経営責任者(CEO)に就任。学習塾「成基学園」をはじめ、様々な教育事業を展開。今年、不登校の小中学生を対象としたオンラインフリースクール「シンガク(https://www.shingaku-fs.jp/)」を開校したほか、不登校児童・生徒とその保護者のためのポータルサイト「ツナグバ(https://www.shingaku-fs.jp/tsunaguba/)」をリリース。

成基コミュニティグループは、近畿地方を中心に学習塾を展開する総合教育サービス企業だ。中学受験・高校受験に向けた集団指導塾の成基学園、個別指導塾のゴールフリーを軸に、幼児教育のTAM、東進衛生予備校のフランチャイズとして大学受験もサポートし、幼児から高校生までを対象に教育サービスを提供している。

成基コミュニティグループが大切にしているのは「志共育」だ。これは、子どもたちが「将来、どんな自分になって、どのようなことを成し遂げたいか」という志を見つけ、その実現に向けた主体的な学びを促すプログラムだ。成基コミュニティグループ代表の佐々木雄紀氏は、「成績向上や志望校合格はもちろん大切ですが、それだけを目的にしたくないと考えています」と語る。

また、成基コミュニティグループでは、…

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