スクールTOMAS、KDDIグループ会社が提携 学校のICT環境を整備

株式会社スクールTOMASは、KDDIまとめてオフィス株式会社との業務提携を発表した。スクールTOMASおよびKDDIまとめてオフィスは、それぞれのノウハウ、ネットワークおよび情報を相互に活用することで、スクールTOMASを導入する学校へのICT環境整備拡充とKDDI まとめてオフィスがIT基盤導入を進めている学校へ学校内学習支援システムを導入し、日本の学校のICT環境整備を共同で進めていく。

KDDIまとめてオフィスは、文部科学省が推進するGIGAスクール構想における生徒1人1台のPC、タブレット端末の導入を進めている。これらの学校に対して、スクールTOMASはその端末を運用する社員、講師を派遣することで、全国の学校のICT教育を個別指導の運用面で全面的にサポートする。

KDDIまとめてオフィスの提供するタブレット端末は、セルラーモデルでの提供も可能のため、生徒が家庭においても自分のものとして一日中使用できるほか、小学校入学から大学受験までの長期間での使用も可能なため、より長期的視野に立って生徒一人ひとりに合ったカリキュラムおよびその管理ができる。このことにより、大学付属・系属の学校に対しても大きな導入のためのアドバンテージになるものと考えられる。

スクールTOMASは、全国約70校(東京都立高校2校を含む)の学校で学習支援をおこなうことが決定しており、社員が学校に常駐し、生徒一人ひとりの学習をサポートしている。加えてAI教材の活用をはじめ、さまざまなデジタルコンテンツの運用もおこなうなど、ICT教育を個別指導という新しい形でサポートしていく。

これまでスクールTOMASは私立中高一貫校中心に導入を増やしてきたが、この提携により全国すべての小学校、中学校、高校が対象になり、開拓対象のマーケットが大きく拡大することになる。

21.6.11news1

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