カンボジアの公立学校で「Surala Math」実証事業を開始 すららネット
株式会社すららネットは1月16日、経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたカンボジアにおける実証事業の一環として、海外向け算数/数学ICT学習教材「Surala Math」のクメール語版の実証事業の開始を発表した。
画像は株式会社すららネットのプレスリリースから。
同事業では、カンボジアでデジタル教育がほとんど浸透していない公立小学校(初等教育)に ICT 教材「Surala Math」を導入し、ICT環境整備から授業デザイン、教員研修、そして学習効果の検証まで、一体的に取り組む。2025年12月より首都プノンペンを中心とした公立小学校4校で3年生約150名を対象にパイロット運用をスタートしている。
3年生を対象としたのは、四則演算の習熟度差が最も生じやすく、すららネットが国内外で蓄積してきた学習データからもデジタル教材の効果が現れやすい学年であると考えられているためだという。授業は週2コマの算数授業として「Surala Math」を活用。実証開始にあたり、カンボジア教育省の支援の元、各校2名の教員を対象に、オリエンテーションと3日間・計18時間を超える研修を実施し、デジタル教材を用いた授業運営の方法や、学力差に応じた個別最適学習を実現するための指導の視点を身につけてもらった。
学習効果測定では、「Surala Math」を使用する学級と使用しない学級を学力テストによって比較する。特に、カンボジアの小学校で広く見られる“指計算”に依存した計算方法から、概念理解や暗算力の強化がどのように進むかを重点的に検証していく。実証事業は2026年8月の学年末まで継続し、学力や学習意欲の変化を専門家と連携して評価するとしている。
同社は、本事業を通じてグローバルサウスにおける教育格差の解消を目指してICT教育の普及をさらに推進し、ASEAN地域全体への展開を見据えながら、より多くの子どもたちへ学びの機会を届けていくとしている。