本の学校 書店人を育成し、「知の地域づくり」に力を注ぐ
鳥取県米子市に、本との出会いを創り、育み、知の地域づくりを進める「本の学校」という書店がある。数々の講座やイベントを開催し、首都圏から遠く離れた鳥取に全国から人が集まる。そして、その場をきっかけとして各地で活動を広げ、地域の出版文化を育んでいる。
首都圏から遠く離れた鳥取に
全国各地から人が集まる
前田 昇
「本の学校」は1995年、鳥取・島根で展開する今井書店グループの3代目、今井兼文氏の「書店人が社会的にその職能を認められるためには、日本にもドイツのような書籍業学校が必要だ」という遺志を継承し、設立された。2012年には、NPO法人として独立。地域に根差しながら数々の講座やイベントを開催し、首都圏から遠く離れた鳥取に全国から人を集めている。
鳥取県日吉津村の行政職員だった前田昇氏(現在は定年退職し、日吉津村議会議員を務める)は、社会教育主事として生涯教育などを担当していた縁もあり、…
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