「学びの道具と機会」を世界に広げ、子どもたちの自信を育む
鳥取県を拠点に、知育玩具等のプロダクト開発やスポーツ運動教室の事業を展開するイッポラボは、売り上げの一部を使って、途上国の子どもたちに学習道具を無償提供。同社が目指すのは、「世界中の子どもたちがやりたいことに挑戦できる社会を実現する」ことだ。
売り上げの一部を使って、
途上国の子どもたちを支援
田中 大一
イッポラボの創業者で代表社員の田中大一氏は、かつて国際協力・開発援助に従事していた経験を持つ。アジアやアフリカなどの途上国で学校をつくるプロジェクトに携わるうちに、現地の教育環境について問題意識を抱くようになった。
「現地の子どもたちの多くが、筆記用具やノートなど自分だけが使える学習道具を持っていません。本来、基礎学力を身につけるためには、自分の手で文字を書くことが大切です。こうした子どもたちに学習道具を提供する仕組みをつくれないかと考えました」
田中氏は2018年にイッポラボを設立。イッポラボは国内で様々な教育事業を展開し、…
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