「学びの道具と機会」を世界に広げ、子どもたちの自信を育む

鳥取県を拠点に、知育玩具等のプロダクト開発やスポーツ運動教室の事業を展開するイッポラボは、売り上げの一部を使って、途上国の子どもたちに学習道具を無償提供。同社が目指すのは、「世界中の子どもたちがやりたいことに挑戦できる社会を実現する」ことだ。

売り上げの一部を使って、
途上国の子どもたちを支援

田中 大一

田中 大一

イッポラボ合同会社 代表社員
1987年、鳥取市生まれ。大阪教育大学 教育学部を卒業。東京外国語大学大学院 国際協力専攻を修了。日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトマネジメント業務から社会人キャリアをスタート。東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当。インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業という複数キャリアを経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。

イッポラボの創業者で代表社員の田中大一氏は、かつて国際協力・開発援助に従事していた経験を持つ。アジアやアフリカなどの途上国で学校をつくるプロジェクトに携わるうちに、現地の教育環境について問題意識を抱くようになった。

「現地の子どもたちの多くが、筆記用具やノートなど自分だけが使える学習道具を持っていません。本来、基礎学力を身につけるためには、自分の手で文字を書くことが大切です。こうした子どもたちに学習道具を提供する仕組みをつくれないかと考えました」

田中氏は2018年にイッポラボを設立。イッポラボは国内で様々な教育事業を展開し、…

(※全文:1981 文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。