鳥取・大山で「人と地球の関わり」を学ぶ プラネタリーヘルスを社会実装
鳥取県江府町の大山(だいせん)流域において、「プラネタリーヘルス・ツーリズム」が始まった。それは、豊かな大山が育む源流の水を身体で感じ、「人と地球がつながってる」という視座を獲得し、地球の健康を実現する生き方や関わり方を身につけていく教育研修プログラムだ。
世界的に関心が高まる
「プラネタリーヘルス」
桐村 里紗
近年、人と地球の病理が顕在化している。人の健康課題として生活習慣病や感染症、メンタルヘルス等の問題が起きている一方で、地球規模の課題として環境汚染や気候変動、食糧危機等が深刻化している。
こうした中で近年、世界的に注目されている概念が「プラネタリーヘルス(人と地球の健康)」だ。プラネタリーヘルスとは、人の健康・ウェルビーイングは自然システムとの相互関係の上に成立していることを前提に、人と地球のシステム全体を健康にするという国際的なヘルスケア概念だ。
(※全文:3045文字 画像:あり)
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