人事評価で紙とツール併用、55%が「心理的負担を感じる」

クラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」を運営する株式会社SmartHRは、「人事評価業務」をテーマにした調査を、人事労務担当者および経営者、一般従業員計1,067人を対象に実施した。

「評価関連業務において、あなたのお勤め先で課題と感じているものを選択してください(複数回答)」の問いに対し、「過去の評価データが一元管理できていない」を選択した割合は人事評価担当者45.7%、経営者が42%とともに高い結果となった。次に「評価シートの準備、配布、回収に工数がかかる」と回答した割合は全体で40%を超える結果となったが、経営者で選択した割合が40%であったのに対し、人事評価業務担当者が選択した割合は46%と、課題認識に差があることが明らかとなった。

また、評価作業に対する「心理的負担」を課題に感じている割合は、経営者は35.6%と約3割に留まったのに対し、人事評価業務担当者は40.1%が課題を感じており、業務負荷や心理的な負担に対して経営者と担当者で乖離があることがわかった。

「評価関連業務の課題」として、「転記作業のミスなどが許されないため、心理的負担が大きい」を選択した割合は「紙と他ツールの併用」と回答したグループ内の数字が最も高く、55%にのぼった。評価業務に紙やExcelなど表計算ツールなど、専用システム以外を使用しているほどに心理的負担は大きく、多くの企業で課題となっていることが見て取れる結果となった。

21.10.1news3

SmartHR・プレスリリースより