キッズドア 被災地で学習支援、子どもたちが希望を持てる社会に

2011年の東日本大震災以来、仙台と南三陸を中心に教育支援と復興支援の活動を行なってるキッズドア。震災から10年以上がたった現在も、子どもたちをとりまく環境が十分とは言えない中で、子どもたちが夢や希望を持てる社会を目指して活動を続けている。

無料の学習支援を実施、
ロールモデルとの出会いを創出

對馬 良美

對馬 良美

認定NPO法人キッズドア 東北事業部 事業部長
1981年生まれ。福島県須賀川市出身。旅行業専門の人材派遣サービス会社を経て、2015年からNPO法人キッズドアに参画、東北事業の責任者を務める。

2007年に東京で設立された認定NPO法人キッズドアは、貧困や不登校、外国籍など、様々な理由で支援を必要とする子どもたちに学習支援や居場所支援を提供する団体だ。2011年の東日本大震災以降は仙台にも拠点を置き、仙台市・南三陸町を中心に支援活動を続けている。

南三陸町では、震災直後から中学生を対象にした無料の放課後学習支援を開始した。2017年には町の支援を受け、県内初となる公営塾「志翔学舎」を南三陸高校(旧:志津川高校)内に設立し、町からの委託事業としてキッズドアが運営を行っている。

キッズドア東北事業部の責任者を務める對馬(つしま)良美氏は志翔学舎について、…

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