南三陸は「学び」のフィールド 次世代への恩送りに力を注ぐ
大学や企業など様々な研修ツアーの拠点として利用されている宿泊研修施設「南三陸まなびの里いりやど」。今、南三陸では、地域をフィールドとする研修事業が展開され、それは町の活性化にもつながっている。運営に携わる阿部忠義氏の信念は「学びで恩送り」だ。
南三陸を舞台に
未来を創る人を育む

阿部 忠義
大正大学 地域構想研究所 南三陸支局 研究員/一般社団法人 南三陸研修センター 代表理事
山々に囲まれ、森や海など豊富な自然資源に恵まれた宮城県南三陸町は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた。その南三陸町において、地域を舞台に「未来を創る人を育む」ための活動が展開されている。
大正大学 地域構想研究所 南三陸支局(以下:南三陸支局)の研究員であり、一般社団法人 南三陸研修センターの代表理事を務める阿部忠義氏は、次のように語る。
「東日本大震災を経験し、『人と人』、『自然と人』、『世代から世代へ』のつながりの大切さを深く感じました。これらを『次の社会を担う若い世代』に恩送りしていくことが、…
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