早稲田大学、世界標準入試システム「TAO」を9月より採用

早稲田大学は2020年9月より、世界標準モデルのWeb入試コンソーシアム「The Admissions Office(TAO)」を利用した志願者募集を開始する。今年度は、国際教養学部のAO入試(国内選考・国外選考)、社会科学部のTAISI Admission(英語学位プログラムAO入試)、大学院国際コミュニケーション研究科のAO等各種入試での利用となり、次年度以降、他学部の募集での利用も検討されている。

TAOでは学生がひとつのフォームで複数の大学に出願できる。日英両言語に対応し、国内はもちろん海外からの出願受付も可能。海外大学への普及も推進し、志願者が1つのプラットフォームで国境を越えて大学に出願できるようになっている。また、新型コロナウイルス感染症の世界的まん延によって、国際郵便が一時停止するなどの予期せぬリスクも生じているが、TAOではすべての募集書類をデジタル化することができるため、その備えとしても有効だ。

早稲田大学は現在多くの外国人留学生を受け入れており、2018年5月の日本学生支援機構の調査によると、その数は5412人と日本国内の全大学のうち第1位。また、留学生の出身国・地域数は早稲田大学全体で111カ国・地域にのぼる。今回、TAOを利用した入試を行う国際教養学部の外国人留学生数は、早稲田大学の中でも最も多く733人で、同学部の学生数の29%を占めている。

20.07.02news2