茨木市 企業と連携し、中学生に向けて非認知スキル育成に注力

茨木市教育委員会(大阪府)と株式会社Inspire High(東京都世田谷区)は、クリエイティビティなど21世紀を生きるために必要とされる非認知スキルの開発・育成に関する調査を市内の中学校と共同で実施すると発表した。

Inspire High(インスパイア・ハイ)は、世界中の創造力と自分をつなぐ、10代のためのライブ配信プログラムだ。ライブ配信プログラムを通して、普段ふれあう機会の少ないアーティストや起業家、研究者などクリエイティブに生きる大人たちと、答えのない問いについて考え、共有する。一般利用だけでなく、自治体や公立私立の中学校、高校と連携し、総合的な探究の時間、キャリア教育やクリエイティブ教育の教材として数多く利用されており、経済産業省の2020年度「未来の教室」実証事業、及びEdTech導入補助金対象事業にも採択されている。

茨木市は昨年度より、第5次プラン「茨木っ子 ネクスト5.0」を掲げ、変化が激しく予測困難な社会を生きていく子どもたちに、「新しい価値を創造する、多様な他者とつながり協働するなど、人間ならではの能力」を育むことを目指してきた。

今回の連携では、茨木市立東雲中学校、茨木市立三島中学校、茨木市立豊川中学校をモデル校としてInspire Highを試験導入。導入前後の非認知スキルの向上や、学習に対する内発的動機・キャリア観の醸成を調査検証し、今後の市内の中学校での幅広い利用を視野にいれて協働していく。

21.5.21news3