滋賀県立大学、工学部に女子枠新設

滋賀県立大学は2026年7月17日、2027年度の入学者選抜から、工学部の学校推薦型選抜Aに女性のみを対象とする「女子枠」を新設すると発表した。対象は材料化学科、機械システム工学科、電子システム工学科の3学科で、各学科5人ずつ、合計15人を募集する。

工学部は、安全で豊かな社会を築くための技術やものづくりを担う人材を育成する学部である。滋賀県立大学によると、同学部に在籍する学部学生のうち女性が占める割合は、2026年5月時点で17%にとどまる。

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大学側は、工学分野が扱う課題の解決には多様な経験や価値観を持つ人材が欠かせないとし、女子学生の比率を高めることが新たなイノベーションの創出や社会貢献につながると説明している。人口減少や少子化が進むなかで、滋賀県をはじめとする日本のものづくり産業を将来にわたって支えるためにも、女性技術者や研究者の育成と輩出を進める必要があるとした。

出願資格と選抜方法

女子枠は、特別選抜のうち学校推薦型選抜Aに位置づけられる。出願には、滋賀県内の高校を卒業見込みであること、または入学の1年前にあたる2026年4月1日から引き続き本人もしくは保護者が滋賀県内に居住していることのいずれかに該当する必要がある。選抜方法は、大学入学共通テストの成績と、評定平均値を含む調査書に基づく面接の結果を総合して評価する点で一般枠と共通するが、面接では女子枠専用の設問が出される点が異なる。

出願にあたって特別な手続きは求められない。女子であれば「一般枠」と「女子枠」のどちらにも出願でき、出願時にいずれか一方を選ぶ。両方への併願はできない。高校からの推薦人数にも規定があり、学科ごとに学校推薦型選抜A(一般枠)・B・Cを合わせて2人まで、女子枠も別枠で2人までとされ、合計で最大4人を推薦できる。女子枠で合格し入学した場合も、入学後の学修内容や修学支援に一般枠との違いはないという。

入試日程は、出願期間が2026年12月14日から21日まで(必着)、選抜期日が2027年1月30日、合格発表が2027年2月10日の予定となっている。詳細は、8月に公表予定の「特別選抜募集要項」と「令和9年度(2027年度)入学者選抜要項」に記載される。